〜千里同風〜 Day 5/6 Opening Ceremony / USA vs Iroquois

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タブレットのキーボードが壊れてしまったのと、ホテルのネット環境があまり良くないので、携帯から投稿してます。今日は2日分の投稿!写真中心にアップ!

オープニングセレモニーはメインスタジアムで!

開幕は試合会場から少し離れた、ネタニヤ市の立派なスタジアムで行われました。想像以上に綺麗でした。

ここに日本含む46カ国が集まります。ラクロスW杯というのはトップチーム以外は頂点向かって戦っているというより、自国のラクロスを披露する場、お祭りのような雰囲気が本当です。

開幕式前の前座で、ジャマイカとイスラエルが試合してました。試合後にセルフィーパシャリ。

開幕式後はイラコイvs米国

本戦は北米三強のうちの米国(前回大会2位)とイラコイ(3位)の試合です。前半はイラコイが大きくリードしたものの、結果は米国の圧勝。個人的にシラキュースの名ミッドフィルダーであるジェレミーソンプソンがフェイスオフに専念して強豪USAに立ち向かう身構えは惚れました。😳😳

イラコイについて

イラコイ(正式にはイロコイ)というのは、米国とカナダの丁度間、北アメリカ北東部に位置する地域にあります。6つの北米インディアン部族、すなわち米国カナダの先住民族で構成された国家です。国家とは行っても、我々の知るような意味での「国」とは違います。

法制度など細かく入るとすごく難しくなってしまうので簡単に説明します。イラコイ連邦というのは、カナダと米国の中で自治権を持ち、独自の法整備を行ってます。 パスポートの発行も行っており、海外に出る際はそれを使用します。

国連で国として認められてるの?!

カナダと米国は自由に行き来できるの?!

色んな質問があると思いますが、僕はエキスパートじゃないので説明はこれぐらいとさせてください。。。笑

ラクロスでもこのパスポートが国全体に話題を呼びました。2010年、イギリス・マンチェスターでのラクロスW杯でこのパスポートでの入国をイギリス当局が拒否しました。

米国はこの事態を受け、即時パスポートの発行を行うと発表しましたが、イラコイはそれを拒否しW杯辞退を選択したのです。

実は、今回の大会も少しいざこざがあったりしたのですが、イスラエルにもパレスチナ自治区問題もあり、ニュースによるとパレスチナと同じ境遇にあるイラコイに大会のボイコットを要請したのです。

https://nationalpost.com/sports/iroquois-nationals-wont-boycott-lacrosse-worlds-in-israel-despite-palestinian-pressure

イラコイはオリンピックには出られません。唯一メダルとれるのがラクロスW杯であります。ラクロスとういうスポーツ自体もイロコイ発祥で、生まれた日にクロスが渡されるぐらい生活の一部となってます。

イギリスから4チームでてたり、今年はプエトリコやジャマイカなど実質アメリカ人のチームが今年の大会たくさんいます。一方で正確に言えば国ではない台湾や香港は自前の選手で大会に挑んでます。国とは何なのか。ラクロスW杯とはなんのか。大会の意義について考えさせられます。

日本は果たしてこのまま自前の選手でやるべきなのか?僕はYESと答えますがこの話はまた次回にとっておきましょう。